はじめてのボートレース

※この記事はフィクションです。未成年の舟券購入は法律で禁止されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

舟券というのは、競艇の券で、競馬で言うところの馬券に当たる。

 

さて、未成年の舟券購入禁止というのはモーターボート競争法という法律に定められているのだが、

1951年に成立したこの法律は、Wikipediaによると参議院で否決された法律が衆議院の2/3以上の賛成で再可決された最初の例らしい。

 

 

 

 

 

 

 

唐突に始まったが、今回は競艇、すなわちボートレースの話である。

 

 

競艇は、競馬、競輪と並んで日本で合法的にできる唯一のギャンブルだ(ということに表向きはなっている)

 

 

有名な話だが、法的にパチンコ・スロットは「遊戯」であって「賭博」ではない。あくまで、玉を転がして穴に入れることを楽しむ遊びというわけだ。

なのでパチンコ屋の店内には「換金所」はなく、その代わりに「景品交換所」があって、出玉をお菓子やタバコなどの類、あるいはなぜか用途不明の金地金なんかに交換してもらえ、しかもなぜかその地金を買い取る業者がパチンコ屋付近には必ずあるらしい。

 

不思議な話であるが、とにかくパチンコは賭博ではないのだ。

 

 

このような建前があるため、公営ギャンブルは未成年禁止である一方、パチンコは18歳未満禁止である。「賭博」ではないから18、19歳もやっていいらしい。

 

合法ギャンブルはダメで黒に近いグレーのパチンコはOKという、なんとも不思議な話である。

 

 

 

 

 

 

ここまで賭博(及び賭博のようで賭博ではない少し賭博っぽい遊戯)の話をしてきたが、「ギャンブルで稼げないなんてちょっと考えれば分かるだろ、アホだなー」

という感想を抱いた方もいるかもしれない。

アホ呼ばわりくらいなら日常的に受けているので今更構わないが、ギャンブルを目の仇にしている人から破産者、犯罪者予備軍のクズ呼ばわりすらされかねないので一応言い分を言っておくと、

 

もちろん稼ぐためにやっているわけではないし、スることがあるのもわかっている。

稼ぐためではなく、予想し、エキサイトしてレースをみて、その上で当たったらご褒美がもらえるというつもりでやっている。だから損を取り返すためにエスカレートして文無しになることもない。

 

 

返金はあくまでサブで、金のかかったレースを固唾を飲んで見守るドキドキ感のためにやっているのだ。

そういう意味では、あのクソつまらないゲームをして白々しい建前を守り続ける自称"遊戯"なんかよりよっぽどエンターテインメントだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

長々と書いてきたが、

百聞は一見に如かず

 

何事も実際に体験してみるのが一番である。

 

 

 

 

 

というわけで、先日平和島ボートレース場に行ってみた。

(というか、当然ながら行ってきたからこんな記事を書き始めたわけだが…)

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結論から言うと、ボートレースは素晴らしかった!!!!

 

また何度でもボートレース場に足を運びたいと思ったし、友達を連れていきたいと思った。

この記事を読んでいる方々にも夏休みのイベントとしてぜひ友達や恋人を連れて行ってもらいたいと思ったので、ボートレースの素晴らしさをレポして知らしめていこうと思う

 

 

 

 

 

 

 

最寄りの平和島駅には、品川から京急で15分ほどで着く。

12時に起きた僕は、平和島で朝食兼昼食を食べてから、駅と会場をつなぐ無料のシャトルバスにのって会場に向かった。

 

駅からは数分で平和島ボートレース場に着くのだが、驚いたことに平和島ボートレース場周辺、ドンキや映画館、ゲーセンにパチンコなどの入っているバカでかいレジャー施設があった。

どうせ海沿いにボートレース場がポツーンと建っていてその周りは寂れてるんじゃないかなーと想像していた僕にとっては驚きだった。

映画は4DXで、パッと見5本か10本くらい同時上映されていそうなしっかりしたシネコンだったし、ドンキも数階にわたって入っていた。正直、これだけで長野県最大(諸説あり)の駅、長野駅の駅前よりは栄えていそうな印象を受けた。

 

そんなレジャー施設を横に従えて、平和島ボートレース場はあった。

外観の写真などは全くとっていないので、各自ググってほしい。

 

 

初めてボートレース場を前にした僕は完全にお上りさんだったが、生き馬の目を抜くような賭博場でオドオドしたところを見せては負けだと思い、余裕ぶって堂々と歩きながら、目だけはキョロキョロ入場券を買う場所を探していたが、探せど探せど見つからない。そんなことをしているうちに入場口(自動改札みたいなのが並んでいる)の前について、気づいた。

 

 

 

自動改札にコイン穴が空いており、そこに100円玉を直接入れる仕組みになっていたのだ。

 

 

いや、現金直接入れるんかいっ

てか入場料100円って安っ

 

大抵のスポーツは入場料に最低でも千円や二千円くらいとられるけど、入場料100円で最大12レース見られるなんて、えげつなくコスパがいい。仮に競艇がスポーツとして大好きで、お金はかけなくても見ているだけで楽しいんです、みたいな人がいた場合、めちゃくちゃ安いから最高でしょうなあ

 

 

なお入場といえば、

 

競艇は未成年以下は賭けに参加できないが、ボートレース場に入ってレースをみるだけなら年齢問わず大丈夫らしい。

 

 

来る前は絶対薄汚れたおっさんやじいさんしかいないと思っていたが、案外カップルや子連れのファミリーなんてのも結構いて、軽くカルチャーショックだった。確かにカップルでボートレース、みたいな広告が打たれてたような気もするが、本当にそんなことになっているとは思っても見なかった。

 

僕なら自分のような人間には育って欲しくないので、子供は連れてこないだろうが。

 

 

 

 

 

 

ここまで書いてきて気づいた。まだようやくボートレース場に入ってきたところなのに、この記事長い。もう疲れた。

 

よって実際舟券を買うところからは後編に回そうと思う。

 

※この記事はフィクションです。未成年の舟券購入は法律で禁止されています。

 

 

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